注:ネタバレあります。
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団
~Coven and Labyrinth of Refrain~
夕闇劇団 人形劇
これは、こわいこわい、森の悪魔のおはなし。
悪魔に こき使われている兄弟が 悪魔を殺す計画を立てた。
怒って追って来た悪魔を井戸に突き落とす計画。
パチパチと焼ける家を見て 悪魔はあわてて中に飛び込んだ。
そして二度と出てくることはありませんでした。
姉弟にやっと幸せがおとずれた……と思いきや。
悪魔は死にませんでした。
魔の力に人間は勝てないのです。
悪魔はいいました。
お前たちにはもう我慢ならん。体も魂も食べてしまおう!
ばりばり、むしゃむしゃ、ばりばり、むしゃむしゃ。
その夜、悪魔の泣き声が、森中にこだましたのでした。
それは、こわいこわい、森の悪魔のおはなし。
おしまい。
純文学ですか?
自分で殺してしまったが 1人になって寂しくて泣いちゃった?
悪魔側の兄弟への気持ちが知りたいね。
自分だけが死ねないことに泣いたのか?
ちょっと考えさせられちゃうね。
大切な人が死んでから気づくのでは遅いんやで!ということを胸に このゲームを続けよう。
ドロニアとルカは街の外へ出た。
奇妙な形をしたニワトリの脚で歩くバーバーの移動小屋が見える。
不用意に入ると「蜘蛛」になる呪の罠をドロニアが解く。
バーバの移動小屋
ドロニアがバルティーニを呼んだ。
ドロニア「フン、いいだろう。出てこないのなら、この小屋に火をかけるまでだ」
バルティーニ三世が天井から降りてきた。
バルティーニ三世「恩人……でございますか。私には記憶がございませんゆえ それすらもわかりません」
バルティーニ記憶ないんや。
ドロニアを裏切り得た情報をバーバに渡すことで 記憶を蘇らせてやるとバーバに言われてたんだって。
ドロニア「フン、おおいなる矛盾だな……」
矛盾あった?
たとえバーバでも バルティーニの記憶を戻すことは絶対にできなかった。
2人の間になんかあったんやな。
ドロニア「お前には引き続き協力してもらう。それがお前の為であり、あいつらの為でもある」
あいつら?
ドロニア「……イサラもあの世で喜んでいるだろうさ」
バルティーニ三世「イサラ……様?」
バーバーの小屋で鍵をさがすが見あたらない。
魔法文が戸の隙間を華麗にすり抜けて入ってきた。
魔法文の封には 宛先はバーバ・ヤーガ。差出人はフルネラの名が。
バーバ・ヤーガ様
24名全ての魔女と連絡がつきました。
早い者で7日 遠方の物でも10日後には全員がルフラン市に揃います。
ご指定どおり、街の外に潜み 2本目の鍵が見つかった時点でドロニアを更迭、妖路歴程を回収いたします。
その後は、直接ご指示を。
ドロニアが焦っている。
あいつら全員が街に集まったらそこで終わり?
バーバの死がバレれば なぶり殺しらしい。
バーバの小屋を出る。
7日後までに最後の1本を見つけられれば 2本が手元に揃う。
あとはバーバに奪われた1本を探し出せればって?
ドロニア1本持ってるん?
1本はここに来る前からドロニアが1本持ってて ある場所に隠してるんだって。
ルカ「ドロニア様は、いったい何をお願いするんですか?」
そういう目的で鍵探してたのね。
ドラゴンボール的なヤツね。
ドロニア「そんな力が存在するものか。御伽噺じゃあるまいし」
違うんかい。
ルカは ドロニアをとても心配している。
ドロニアの脚の代わりに何でもお手伝いするから 鍵をバーバにあげて お家があるマヒュルテの丘に一緒に帰ろうと言う。
ルカは バーバ死んだの知らんのよね。
ドロニア「鍵をそろえ、目的を果たしたら お前とはオサラバだ。少しくらい一緒にいたからと調子に乗るな」
ルカ「そ、そう、ですよね……。え、えへへ……」
大人なのに……。
そんな大人げないこと言うなら 私は鍵を探しませんよ!
とは思ったが
儀式に必要な品 魔力満ちたる「杖」「甘い液体」を見つけてこいと命令された。しかも早急に。
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