注:ネタバレあります。
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団
~Coven and Labyrinth of Refrain~
記憶のロサテンプス/ドゥオⅡ
これは記憶だ。
記憶が流れ込んでくる。
変な男に迫られていたところを助けてやったんだから感謝しろとイサラ。
ヴェルニア「私が迫られていたわけじゃないぞ。あいつ、イサラの部屋を聞いてきたんだ。……ちっ、気持ち悪いやつだ」
イサラ「……そうか」
強い思いで封じられた 記憶の扉「白薔薇の行方」が開いた。
白薔薇の行方の記憶 短いな。
これは記憶だ。
記憶が流れ込んでくる。
影の薄い生徒がヴェルニアに話しかける。
なんでイサラが特別扱いなのか知ってるかって?
バーバはここで育てた魔女を各地の貴族や王族に売り飛ばす人買い。
ヴェルニア「ふん、ばからしい」
ヴェルニアがここに来るまで 何人もイサラの口車に乗って森を抜けようとしてバーバに捕まったらしい。
ヴェルニア「……でたらめだ」
強い思いで封じられた 記憶の扉「黒ノ噂」が開いた。
イサラ怪しくなってきたな。
肩にウロコの 色違いのやつ出てきた。
黒いヤツは打撃に弱くて
白いヤツは魔法に弱いっぽい。
記憶のロサテンプス/トゥレースⅢ
これは記憶だ。
記憶が流れ込んでくる。
このおっさん 悪そうな顔してるわ。
イサラの元カレやっけ?
ヴェルニア「またお前か……。お前に付き合う義理はない」
クラウス「いいのか? イサラが呼んでるんだぜ?」
嘘や。
絶対嘘や。
ついて行ったらあかんぞ。ヴェルニア。
強い思いで封じられた 記憶の扉「抜けない棘の先端」が開いた。
記憶のロサテンプス トゥレース/Ⅲ
これは記憶だ。
記憶が流れ込んでくる。
ヴェルニアは腹を押さえて 悶絶しながら吐しゃ物を撒き散らした。
ほらぁ。
嘘やと思ってん。
クラウスがヴェルニアに覆いかぶさり また腹を殴る。
クラウス「はぁっ……はぁっ……。お前が居なくなりゃ……またイサラと……」
キモイ。
子供に劣る魅力のくせに。
器も小さくて 性格もうんこ。
ヴェルニア「何をすーー! ンッ、ンンーーーッ! ンーーーッ!」
クラウス「はぁはぁ……こ、このことを喋ったら殺す。このままどっかへ消えちまいな。……身のためだぞ」
ヴェルニアよ! 目の力であいつをやっちまえ!
あ~。もう~。
泣いてるやん。可愛そうに。
強い思いで封じられた 記憶の扉「 」が開いた。
記憶のロサテンプス トゥレース/Ⅲ
これは記憶だ。
記憶が流れ込んでくる。
イサラがヴェルニアの部屋に来た。
イサラ「おい! お前、なんでワタシのところに来ない……」
イサラの顔には べっとり血糊がついている。
どうしたん?
イサラはヴェルニアを抱き寄せると 耳元でささやいた。
3時間後 日の出前にここを出る?
昨夜バーバがここを発ったらしく 西の森で待ち合わせやって。
人払いする時間がなかったから 上のベッドで寝ているマリーに聞こえてるかもしれない。
イサラ「力を使って ここから飛び降りさせろ。……かならずやれよ。ためらうな」
イサラ こえぇ~。
イサラが出ていくとマリーが起きてきた。
マリーは 誰にも言わないし止めない。でもたぶん捕まっちゃうから その時は逃亡を手助けした仲間として一緒に謝ってくれると言う。
マリー「どうしても信じられないなら その力 私に使ってもいいよ」
ヴェルニア「ふん、簡単に言うな。そうおいそれと使えるわけないだろう……」
強い思いで封じられた 記憶の扉「差し込む日差し」が開いた。
おかっぱの子「影の薄い生徒」から「マリー」に昇格した。
マリー 結構 登場する。
重要なポジションなのか?
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