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エッセイ

【①】私とゲームの出会い

2016年3月15日

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AFKジャーニー

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幻想的で美しい世界を探索し、六大種族の英雄たちを導。様々な英雄を集め、パーティを組み替えて勝利を目指そう。

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雨傘 ねこ

雨傘ねこ

 

運命の日

 

あれは、小学校低学年の頃だったと思う。

 

幼馴染の家に遊びに行き、おばちゃんに挨拶をして、2階にある友達の部屋のドアを開けた。

 

友達はテレビに向かい、何やら呟いていた。

 

テレビの前には、見たことのない、白とえんじ色の物体。

 

友達の手には、えんじ色で黒いボタンのついた四角い物を持っていた。

 

そう、伝説のゲーム機「ファミリーコンピューター」である。

 

友達はゲームをしていたのだ。

 

私はドキドキしていた。

 

テレビの画面にくぎ付けになった。

 

友達は、画面に映し出された文字を、口に出して読んでいたのだ。

 

暫く友達がプレイしているゲーム画面をガン見していた。

 

見ているだけで、面白かった。何をしているのかは分からなかったが、夢中になった。

 

ずっと見ていた。

 

友達が「このボタン連打しといて」と言った。

 

私は嬉しくてたまらなかった。

 

渡されたコントローラーのAボタンをひたすら押した。

 

「もっと早く」

 

私は必死にボタンを連打した。

 

「かして」

 

友達にコントローラーを返す。友達が操作する。

 

暫くすると Aボタン連打の指令がくる。

 

それを繰り返していた。

 

その時は、何が何だか分からなかったが、のちに知った。

 

友達がプレイしていたのは、桃太郎伝説である。

 

私は、戦闘の時だけ、コントローラーを渡され、Aボタン連打を許されたのだ。

 

今考えると、連打じゃなくてよかったやん。と思うが、当時はコントローラーを触れるだけで嬉しかったのだ。

 

これが、私が始めてテレビゲームと出会った運命の日であった。

 

 

マリオとの出会い

マリオ3

 

その後、幼馴染の家で、スーパーマリオブラザーズ3に出会う。

 

私は、2コン(なぜかマイクがついてる)を使うことを許され、私の分身であるルイージを操作することになる。

 

友達はもうベテランなので、いつも裏技を使ってWORLD 1から、一気にWORLD 8に行ってしまう。

 

WORLD 1でも、私には難しいので、順番に越していきたいのだが、友達は毎回WORLD 8へ飛んでしまう。

 

なので、私はWORLD 2~WORLD 7が、どんなもんなのか、未だに知らないw

 

その後、私は引っ越しをした。

 

学校の区で言えば隣の区なので、そんなに遠くもないのだが、幼馴染とは親が合う時だけしか会えなくなった。

 

私の親は、ファミコンを買ってくれなかった。

 

仕方ないので、作る事にした。

 

のちに「ファミポン」と名付ける。

 

ファミポンの作り方

 

用意するもの

「画用紙 数枚」「セロテープ」「色鉛筆とクレヨン」「割り箸」「はさみ」

 

マリオ 背景

マリオ 割り箸

マリオ ファミポン

後は、右手対左手の戦いになる。

 

これを作ったのは、小学3年か4年位だったと思う。

 

作るのに2~3時間かかった。遊んだ時間は1分に満たない。

 

すぐに丸めてぐちゃぐちゃにして、ゴミ箱に捨てて泣いた。

 

あまりにも、本物と違いすぎて泣いた。

 

この時、私は決意する。お小遣いを貯めて、ファミコンを買う!

 

 

次回:ついにゲーム機を買う!

 

 

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