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雨傘ねこ|エッセイ
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雨傘ねこ
PS2と私
前回の記事:ゲームキューブと私
ある日、父が「DVDプレイヤー」を買ってやる、と言いだした。
たまにあるのだ。
浴衣を買ってやるとか、マフラーを買ってやるとか…。
欲しいプレイヤーを探しておけということで、調べた結果。
「PS2ってDVD再生できるやん」ということを知り、PS2を買ってもらおうと考えていた。
お買い物当日。
父と母と一緒に電気屋へ。
父にどれや?と聞かれ、ゲームコーナーへ向かい、「コレがいい」とPS2を指さす私。
父「ゲームはあかん」
ズコー。
どれでもええって言うてたやん。
私「これDVD見れるねんって」
父「ゲームはあかん」
私「どうせならゲームもDVDも見れる方がええ」
父「ゲームはあかん」
母参戦
母「○○(私の名前)の欲しいの買ったらいいやん」
父「ゲームはあかん」
そう…、あかん。
父は言い出したらきかない。
しかも、お金を出すは父なので、これ以上は無理だ。
父「これにしろ」
ソニーのDVDプレイヤー(再生専用)を手に入れた私。
せめて録画機能付きをであれば嬉しかったかも。
私はDVDを1枚も持ってないし、おそらく見ることも無いであろう。
当初は私の部屋に置いていたDVDプレイヤー、しばらくして母の部屋に移動し、今でも動く。
この時までプレイステーションに興味が無かった私だが、火が付いた。
プレイステーション2が欲しい!
小学生だったスーファミの時とは違い、働いていたので、すぐ買いに行った。
本体と一緒に何のソフトを買ったのかは覚えていないので、ハマったゲームを書きたいと思う。
ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート Special
スクエニ「いただきストリート」
ドラクエとFFのコラボという、夢のようなタイトル。
土地を買う、誰かがその土地に止まる、お金を払う。
なんじゃそら。
あるエリアの株を買う、そのエリアの家の価値が上がる、株が上がる、資産が増える。
なんじゃそら。
株とか全然知らなかった私は、どういう仕組み?と思いながら進めていた。
しかし、だんだんと意味が分かってくると…。
「このエリアはワシのもんじゃ~」
「とまれ、ワシの土地で止まれぇぇ!」
と、金の亡者へと変わっていったw
交渉して土地を交換するシステムも覚え、勝てる頻度は多くはなってきたが、サイコロという運も必要なゲーム。
「このエリアは危険だ、頼む!6が出ろ、このエリアはヤバイ、止まらず突破せねば!」
ミニゲームで、不本意な結果になった時は「絶対おかしいわ、これ、コンピューターびいきしとる」と訳のわからん言葉が出たりする。
今までやってきたゲームとは一味も二味も違うヒリツキ感がクセになっていった。
このシリーズだけか分からないけど、スフィアというシステムも好きで、朝までプレイしたのを覚えている。
この頃から、プレゼント何が欲しい?と聞かれると「土地」か「株」と答えるようになった。
くれた人はいないけどw
そして、サイコロゲームは一人でプレイすると決めた。
何故なら、負けた時、悔しすぎて血圧が上がって、クレヨンしんちゃんのひまわり見たいな声だしちゃうからw
体に悪い。
あと、格闘ゲームも負けたら血圧が上がるので、人と対戦するのは禁止中。
今はPS4で「30th ANNIVERSARY」が遊べるよ。
モンスターハンター2 ドス
カプコン「モンスターハンター2 dos」
この頃は今の旦那と付き合っていて、旦那は一人暮らし、私は実家だったので、PS2を旦那の家に置いていた。
モンハン2は一人用なので、セーブデータを1個ずつ作って、1回死に交代でプレイした。
私は、これ実写じゃね?と思っていた。
私はモンスターを狩るモンスターハンターとなり、獰猛なモンスター達と戦う。
私は大剣がを選んだ。
そして、モンハン2以降、どのモンハンタイトルでも、大剣を使い続けるハンターとなるのだ。
大剣歴10年以上。今はもうベテランだ。
ブランクがあっても、操作は体が覚えている。
旦那は何使ってたか忘れた。
モンハン2で印象に残っているモンスターは、鋼龍「クシャルダオラ」
風をまとい、ハンターを寄せ付けない。
大剣を振り上げても、風でよろけてしまう。
今だったら、閃光弾で地面に落としてボッコボコのケチョンケチョン…なのだが、この時は倒し方が分からず苦戦した。
何回も死んで、旦那と交代を繰り返し、やっとこさ倒した時、私達には絆が芽生えていた。
戦友という絆。
旦那には年の離れた兄がいるので、子供の頃は色んなゲームをたくさんしていたらしい。
私が買ってもらえなかった、ファミコンも持っていたそうだ。
中学くらいからは全くしていなくて、私と付き合っていなかったらゲームをまた始めることは無かったかもしれないとのこと。
今は、私よりもゲームをする時間が長い。
大神
カプコン「大神」
主人公のアマテラスは狼なのだが、犬だと思っていて犬神だと思っていたタイトル。
日本神話をベースにした素晴らしいストーリーに、日本画チックな美しい映像、さらに今までになかった「筆しらべ」という新システムが組み込まれ、私は夢中になった。
コントローラーのスティック部分を使って、筆で模様を描く。
枯れた木にを〇を描いて花を咲かせる。
これは、神に与えられた力「筆しらべ」
私は行く先々で花を咲かせた。
味気ない色の世界が鮮やかになる。
私は花咲かじいさん。
ぶっちゃけ花を咲かせるだけでも楽しかった。
しかし、この世界に悪い輩も存在する。
平和主義の私だが、見逃すことは出来ない。
敵に遭遇すると、戦闘空間が作られる。
この空間の中で、剣、ブーメランっぽい武器を使い戦う。
狼なので結構俊敏。華麗な動きで敵を圧倒する。
もちろん「筆しらべ」も使える。
筆で横線をひく。
敵が真っ二つ。
私は大神になった。
PS2の時よりも美しくなった、絶景版がSwitch・PS4でも遊べるよ。
ワンダと巨像
ソニー・コンピュータエンタテインメント「ワンダと巨像」
最後の一撃はせつない。
そんなキャッチコピー。
何も無かった。
説明が何も無かった。もしかしたらスキップ押したんかも。
ゲームをはじめて2時間が経った。
旦那は途中で寝た。
私は、広い草原や森を、馬に乗って走り続けていた。
敵とかおらんの?
何か手がかりが無いかと走り続けるが何も起こらない。
HPとか無いの?
画面上にゲージなど無い。
このゲームもう売ろかな。
諦めかけた時、ある事に気づく。
あれ? 剣光ってない?
主人公が担いでいる大きい剣から、うっすら光が差している。
お? これは?
私は光の刺す方へ馬を走らせる。
馬から降りて壁を上っていく。
いるじゃーん。
岩で出来たっぽい、でっかいヤツいるじゃーん。
巨像じゃーん。
私は巨像を追いかける。
巨像は足が長いのでなかなか追いつけない。
待って~。
2時間かけて見つけた巨像を必死に追いかけた。
たしかここで説明がやっと出た。
巨像はファサファサした毛が生えているとこがあって、そこにつかまる。
このゲームは握力大事。
私は、巨像の体毛をつかみながら、巨像の頭目指して登っていく。
てっぺんにきた。
巨像の頭のてっぺん、ハゲていた。
「巨像ハゲとんな」
ハゲの部分に剣を突き刺す。
何度も何度も。
巨像は痛がっているようだ。
「ゴメンやで」
黒い影が巨像の頭から噴き出す。それが私に向かって来て…。
ここから、ストーリーが少しずつ分かってくる。
私は、あることの為に巨像を始末していく。
砂に潜る巨像、飛ぶ巨像、亀っぽい巨像。
倒すためにはそれぞれの弱点を探す必要がある。最初の巨像は頭のてっぺんだったのだ。
壮大なフィールドに、美しいグラフィック、巨大な巨像。圧倒的だった。
私は「ワンダと巨像」にのめり込んだ。
こんなにゲームで興奮したのは、いつ以来だろうか。
そして、重厚なストーリー…と言いたいところだが、ストーリーは、殆ど覚えていない。
「あること」の為に巨像を倒して行くのだが、なんで巨像を倒せば「あること」は達成されるのかとか忘れた。
めっちゃ良かった、感動したいう事だけ覚えている。
最後の一撃はせつない。
これ、何やったかな。
ちょっと前にフリプ来てたから、またやってみようと思う。
私が今までプレイしたゲームの中で、面白かったゲーム1位がワンダと巨像だ。
↓良かったら見てね。
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PS2のゲームはもっと色々プレイしたけど、ハマったのはこれくらい。
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