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雨傘ねこ|エッセイ
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雨傘ねこ
キューブと私
前回の記事:ゲームボーイと私
私が、ゲームボーイカラー「ドラクエモンスターズ」の次にハマったゲームが、ニンテンドーキューブ「ピクミン2」である。
Nintendo64、ドリームキャストも持っていたが、何のゲームをやっていたかは、覚えていない。
なぜか、当時プレイステーションには興味がなかった。
ピクミンは、CMの歌も良かった。
「ひっこぬかれて、あたなだけについていく~、今日も~運ぶ、戦う、増える、そして食べ~られる~」
切ない。ピクミン切ない。
たしか、ピクミンははじめて見た生き物を親だと思って、いう事をきいてくれる。
私はピクミンをこき使った。
来る日も来る日も。
赤ピクミンも、青ピクミンも、黄ピクミンも、紫ピクミンも、白ピクミンも、どのピクミンも分け隔てなくこき使った。
たしか、ストーリーは、お宝(ガラクタ)を集めて借金返すんだったと思う。
そのためには、ピクミンをこき使わねばならなかった。
2人プレイ可能で、そんなにゲームをしない友達Bも一緒になってピクミンをこき使った。
夜になると、宇宙船までたどり着いてない、物を運んだりしている途中のピクミンは、原生生物と呼ばれる生き物に、ガッバガバ食べられた。
私達は、安全な空(宇宙船)から眺める。
「あ、あいつら忘れてたな」
「うん」
こんな会話は何度もあった。
ピクミンを増やしては戦わせ、減っては増やし、物を運ばせ、障害物をどかせるよう指示をする(指示をするっていうか、ピクミンを投げるw)
彼らは忠実だった。
刃向かうことも無く、ついてきた。
白ピクミンは目が赤くて、なんか好きじゃないので少な目にしてた。
ピクミンの犠牲のもと、私達は借金を返すことができた。
いいゲームだった。
素晴らしいゲームだった。
任天堂はすごいと思った。
ピクミン2が面白かったので、後で1を買ってきたのだが、2の方がやっぱりパワーアップしてて面白いので、1からやれば良かったと後悔したのを覚えている。
しかも、1は一人用だったので友達Bには教えず、1人でこっそりプレイした。
ちびロボ
ゲームキューブで、他にハマったのが「ちびロボ!」
ちびロボのお尻には、コンセントがついていた。
電池が無くなりそうになったら自分でコンセントに差し込んで受電するw
しかもちびロボは10cmと小さいのに、コンセントは結構でかいw
お尻から充電するの好きだわ~て思ってた。
そういえば、エヴァンゲリオンでも、充電しないと動けないっていう設定が好きだった。
ちびロボが住むことになった家のパパは確かニートでママはヒステリー。
娘はカエルの呪いにかかって、カエルの被り物をし、カエル語で話すという、かなりヤバイ一家だった。イヌもいたかも。
どえらい家に来てしまったと思うのもつかの間、夜になると活動をはじめる、さらにヤバイおもちゃ達が現れる。
はちみつくれぇぇぇっと叫ぶ、禁断症状のクマのぬいぐるみ、ゴーゴーうるさい兵隊、パパがハマってるというヒーロー戦隊の人形、ヒーローのことが好きな芋虫のぬいぐるみ、関西弁の恐竜のおもちゃなど、変な奴ばっかり。
基本、悩みを解決したり、お掃除したり、探し物を見つけてあげることでハッピーをためるという素晴らしい設定の中に、ぶっとんだ住人(おもちゃ含め)がいるのが素晴らしかった。
ピクミン同様、任天堂は面白いゲームを作る天才だと思う。
ピクミンとちびロボという、新しいゲームシステムに出会って感動した。
ありがとう任天堂。
この世にピクミンとちびロボを生み出してくれて本当にありがとう。
ゼルダの伝説 風のタクト
他にハマったのが「ゼルダの伝説 風のタクト」
どうしたリンク!と心配になった作品でもある。
今までのキャラデザと全然違ってびっくりした。
パッケージのリンク、なんかイラっとするw
指揮棒を使ってメロディーを奏でるという新しい仕組みで、壮大な海を冒険した。
ほとんど広い海をウロウロして迷ってたような気がする。
私はチンクルという、緑の全身タイツを着たおっさんがツボだった。
あいつ何だったんだろ。
チンクル単体でDSかなんかでタイトル出てたと思う。
これだ。
あんまり覚えてないけど、買ったよう気もする。
私と同じところにホクロがあるので惹かれたのかもw
Wiki見てきた。
35歳独身で、妖精に憧れる「チンクル、チンクル、クルリンパ」と自分で考えた謎の呪文を唱えるらしい。
やっべーやつ出すわね、任天堂w
さらに好きになった。
とにかく、ストーリーやら敵なんかは全然覚えていないけれど、指揮棒使って海を移動するのがすごく楽しくて、長い時間プレイしたのは覚えている。
しかし、このころから謎解きアクションがメンドクサイと思うようになっていった。
子どものころのような閃きが、もう無くなってしまったからなのかもしれない。
とても悲しい。
でもしかたがない、年をとるというのは、そういうことなのだろう。
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